Valtiel
HEADLONG
またしてもヴァルティエルで恐縮です(^^ゞ。「大判ベース・本体・後頭部の舌ベロ」という淡白なパーツ構成のキットなのでスグに組みあがるんですが、その簡単さに反して彩色するとなると結構手強いのが本品の特徴かと。
毎度書いていますがその半分以上の面積を占有するベースをキッチリ塗りこまないと雰囲気が出ませんし、といっても主役は本体なのでソコも「手抜かり無し!」の状態まで塗りこまないとイケナイという・・・つまりやる事が非常に多いキットだと実感しています。
当工房ではお馴染みのキットなんですが、また違った工程で挑んでみましたヨ。過去作例と見比べて頂けると判り易いかと思いますが、ベースの黄味をかなり抑えています。
理由は配した「メトラトンの印章」の色がオレンジだから(同系統の色が混在するのを回避しました)。肌もサフレスなので前回の作例と比べるとあっさりしているように見えるかも?ですが、しかし手数は飛躍的に増えてるんですヨ〜。
ツイッターやブログでも書きましたが裏にイーゼル(架台)を増設しました。一見して簡単そうな工作に見えるんですが、角度と強度を考えた上で作るのはなかなか骨が折れますし素材をレジンに振替える際には結構な量のシリコンを使います・・・って相応の料金を頂いているのでそれくらいはやらないとネって事で(笑)。
私的にこのキットが面白いと感じる部分はベース部の彩色がキモな所(なんなら本体以上に気合いを入れないと全体の印象がしょぼくなるんだよねぇ)。
そのベースなんですが、原型製作時「本体だけではどうにも良い感じにならないから」・・・という苦肉の策だったようですヨ(笑)。結果的に「本体のみ」よりもこのベースが有る頃でSHの世界観やヴァルティエルの不気味さを演出できているのだろうと思うので「功を奏した」と言えなくも無い?

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