GALAXINA
MONSTERS IN MOTIION
洋GKってたいがい勢い任せで作ってしまってる場合が多く、よって細部の造作がいいかげんだったりします。しかしソノ勢いが上手く働けば日本人では出せないような雰囲気をまとう事もありますよね?いわゆる名作の部類です。その場合は細かい造作がいいかげんでも「瑣末な事」と思えますが、しかしそういったキットって希。そしてそうならなかったキットの多くが「凡作」「駄作」と成り下がってしまうのも洋GKだと思います。「丁寧に作る事」を犠牲にして「多様性」と「スピード」を重視するあまり出来が二極化してしまってる。「名作でなければ凡作・駄作」 と言って良いほどソノ間がありません。
まぁでもそんな「ギャンブル性の高さ」も洋GKの魅力なのかもしれませんネ。なので「ソレはそういうモノ」と割り切って作るのが健全なんですが、クオリティーを引き上げようとすれば果てしない作業が待ってたり・・・。
かく言うこのキットも名作になれなかった「泥人形」の部類だったので改修中は原型師を恨みました。作業中にブツブツと「この下手くそめ!」と罵ってたのは秘密です(笑)。その改修箇所は・・・全部(>_<)。頭の先から足の先までポーズに至るまで手を加えましたし、コスチュームや装具・武器など全部やり変えましたヨ。なんなら胸像くらいなら原型が完成しそうな時間を費やしたんですがソレでもまだスキだらけ。「もうこの辺で勘弁してくれ〜」って事で見切りをつけたんですが、まぁ甲斐があってお客さんの評価は上々だったんで良かった・・・んですが「もうこんな事は二度とゴメン」って気分です。
自分で言うのもなんですが良くやったと思います。このキットにココまで手を加える人間ってそうは居ないだろうと思うんですがソレって「馬鹿の所業」でも有るワケで、その馬鹿さ加減を自覚しつつモチベーションに変えてた自分は変態なのかもしれませんネ(笑)。
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