Devie the muffet
Re-make
「2014WF冬」の販売用に用意したのが本作例「デヴィ・ザ・マフェット」。元ネタは欧米童話「マザーグース」に登場する「リトル・ミス・マフェット」です。「大きなクモに驚いて逃げ出す少女」っていうだけのほんの一説の登場のようなんだけど、それが転じて海外では「クモ女」的扱いのイラストやフィギュアが有ったりします。「なんでも有りかよ!」と言われれば自分なんかは「その通り!」って事で、対象が何であれ着想を得てこねくり回すのが大好きです。よってマクファーレンのツイステッド・フェアリーテイルズのシリーズなんかは溜まりません(笑)。
って事で「クモ女」です。首周りと足元の改造なんですが、それだけの事なのに結構時間が懸かりました。中でも意外に時間を食ったのはニーソのボーダー。アタリが無いとマスキングがしづらいと考え、前もって浅いモールドでボーダーを入れておいたんです。ココのマスキングでモタつくと汚れる可能性が高いと思うので。おかげで淡い色調の白黒ボーダーを綺麗に入れることが出来ました。しっかし水着にニーソ&革靴って変態コーディネートですよねぇ(笑)。
怪物屋に行き始めた最初の頃、店長の塗装技術の高さに驚いたワケですが、ソノ中でも特に印象に残ってる・・・と言うか驚嘆したのが「クモの巣の一発描き」でした。洋GKメーカー「シミアン」から当時発売されていた「ミス・マフェット」のセクシードレス前面に、イキナリ一発で細密描きしたのを今でも鮮明に覚えてます。”人間業ではない!”と思いつつ、「こんな事が出来るようになったら凄いだろうなぁ」と。そしていつかは自分も・・・とか思っていたわけですよ(遠い目)。
・・・とか書いたら勘違いされそうなので断っておきますけど「やはりそんなことは出来ません!」(笑)。上のクモの巣は以前ブログで紹介した「TATOO/刺青」の方法で描いてます。店長のようには出来ませんが、それが遠回りだったとしても辿りつければ良いんでない?的楽観思考で、「是」としましょう・・・ツカ、してください^^;。
地味に塗装仕様を変更していますが、オリジナル彩色はこういう部分を楽しめるのが良いと感じます。・・・とか言ってますが、元々の色だってオリジナル色なんですけども(^^ゞ。
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