キャミィ<U.K.カラー>
WSC<海洋堂>
キャミィのコスチュームと言えばグリーン。このコス・バージョンの場合ははスカイブルーなんだけど、いずれにしても正規色で塗った事が無かった。この作例ではその辺を考慮して、しかしやっぱ普通に塗ったんじゃ面白くないんで捻ってみましたヨ。
しっかしこのキットはめっちゃ作ってます。多分その数で言えばエイリアン以上かもしれないって程なんだけど、つまりはこのキットで肌塗装を覚えたってくらい自分的に思い入れが強い。且つ今の自分が有るのもこのキットのおかげ・・・っつーか吉沢さんのおかげなんだけど、そういう意味でも特別なキットです。
作った本人がどう思ってるのかわかんないけども、モデラーサイドから言えば今見ても良いキットです。コレほどエレガントでけれんみたっぷりな良質造形には滅多にお目に掛かりません。名作と言ってよく、そしてこのキャミィが与えた影響を考えたらすごくエポックな一品だと思います。私的な感覚なんですが、業界全体のフィギュアの造形レベルを引き上げたと言って過言では無いだろうと。そら初めてコレを見た時の衝撃たるや凄かったですヨ。
キャミィといえばイギリス娘、元英国軍特殊部隊の過去を持つってキーワードから連想する色にしてみました。自分の英国娘のイメージって赤毛にそばかす・・・って赤毛のアンぢゃん!(笑)。まぁ判りやすい方がこういうのはパンチが有るんで良いんぢゃない?って事で^^;。とか言いながらハイレグスーツはMA-1の素材を参考にしてるんで、オール英国にはなっていないというテキトーさも有ります(笑)。
腕章に立体ドクロはシャドルーのイメージ、ベースはユニオンジャックとこの辺もヒネリ無し。実は作るのも塗るのも結構時間をかけている部分なんですよねぇ。「そこまでやる意味あんのか?」と言えば自分的には有ります。周りをキッチリ演出することで本体の持つイメージを相乗効果的に引き上げてくれる・・・フィニッシャーの仕事とはそう言う事だと思っているので。
塗ってる自分が言うのもなんだけど、塗り方次第でめっちゃ美人になりますヨ。十数体塗って判った事は瞳の大きさとその描き方で印象が凄く変わってくるって事。肌の塗装はリアルに表現してありますが、目は簡素にいってます。虹彩や焦点は描かない方が良いでしょう。「単色のグラデーションに光を横一閃」ってのが最も雰囲気良く綺麗にまとまると思いますので、コレから製作してみようって人はトライしてみてください。
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