仮面ライダー誕生秘話!
 

ここでは、「仮面ライダー」という番組が完成するまでの生い立ちを解説していきます。
「マスクマンK」にはじまり、「仮面ライダー」に至るまでを順を追って説明します。

 
マスクマンK
1970年、毎日放送と東映のスタッフに石森氏が加わり最初に出された企画である。これは当時の主流「スポコン」の要素が色濃い作品であった。中学の体育教師である主人公「九条剛」は、父に世界中の格闘技と祖国愛を教えられ、日本の経済侵略を企てる「ショッカー」に立ち向かうという設定であった。よって彼には特別 な能力は無い!要は「覆面レスラー」が地球を守る!!って感じ?
ちなみに「九条剛」は「滝ぃ〜」でお馴染みの「千葉治郎氏」がイメージとされていたそうだ。
仮面 天使(マスクエンジェル)
仮面ライダーにちょっと近づいた設定になった「仮面 天使」。主人公は「本郷猛」恩師、緑川教授殺人容疑で追われる逃亡者である。そのウラには悪徳実業家「石神大造」がおり、本郷に殺人容疑をかけ、氏の近辺から抹殺した後、氏の研究していた「パテント」を奪い取る策略であった。それに気づいた猛は、氏の子息を守りながら逃亡生活をはじめる。石神は「改造人間」と言う刺客を彼の元へ送り込むが、10年前30万ボルトの電流を浴びた猛は、強靱な肉体を手に入れており、それを武器に彼らと戦う!

クロスファイアー
基本ラインは、仮面天使と変わらない。十年前カルフォルニア大学で緑川教授と大発明を成し遂げた「本郷猛」は、ある日30万ボルトの電圧に感電するが、緑川氏の捨て身の行動で一命を取り留める。しかし悪人クロード黒原の証言で、殺人者として追われる運命に。このクロード黒原こそ、氏の発明を入手し世界制覇を企む「ショッカー」の一員であった。しかし、猛は氏の娘「緑川ルリ子」に殺人者と思われているため、彼女の危機を救う際、マスクを装着することを余儀なくされた。ここで初めて主人公のキャストが「近藤正臣氏」に決定する!

十字仮面 (クロスファイアー)
これは、毎日放送サイドが提案した企画名であり、上記は東映サイドの企画名である。(要は同じ企画書)ポートレートの中に、やっとイラスト(左図)が入った。(月光仮面 みたい・・)
クロスファイアーで、初めて多くのキャスティングが表記されていた。「本郷猛」(近藤正臣)、緑川ルリ子(島田陽子)といった感じで。(このキャスティングは、ホッパーキングまで変動せず、ホッパーキングで「藤岡弘」が大抜擢!)シナリオも第1話「怪奇蜘蛛男」が完成しておりその中には、「立花藤兵衛」も登場する。

マスクライダーX(クロスファイアー)
これは、クロスファイアーの検討用台本で、前記した「怪奇蜘蛛男」の内容がより細かく検討された内容となっており、主人公「本郷猛」(クロスファイアー)という設定は崩れておらず、特訓による能力アップ描写 や、彼の職業が「謎のプロボーラー、ミスターX」である、とかいう設定が追加されている。

仮面ライダー スカルマン
だんだん近くなってきました。1971年東映が更にあげた企画がコレである!石森氏が強く希望したもので、「週間少年マガジン第3号」に巻頭カラー100頁で書き起こしたオリジキャラだったそうだ。スカルマンとは、その異型から分かるとおり「頭蓋骨男」である。その意味は、人の存在が意識を持つ脳であり、それを覆う頭蓋骨が真実の人の姿を象徴する???ということだそうだ。設定は、殆どライダーと同じ!ショッカーに改造されて、悪と戦うバイク乗りの大学研究員生。バイクも変形するし、風力で変身します。

仮面ライダー ホッパーキング
じゃ〜ん!見覚えのある絵になりました。仮面 ライダーという設定はスカルマンから崩れていません。企画が進むにつれ、いろんなデザインがあがりました。当時石森氏が描いた膨大なデザインの中から、5歳になる子息が選んだのが「バッタ男」だったそうで・・・。放送局サイドは猛反対!だったようですが、制作サイドの熱意に負けてこれを決定稿としました。一方、少年マガジン(はじめは「少年ぼくら」)での連載が1970年暮れよりスタートし、1971年1月の毎日放送製作会議での承諾も終わり、晴れて同年4月3日「仮面 ライダー」はスタートしました。

 
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